ステッキで毛細血管を活性化

人生100年時代、健康で100歳まで生きるのはごく当たり前という時代になり、書店では「健康」に関して各分野の医学の専門の著者が様々な諸説で出版をされていますが、杖と健康については少しページに記述されている程度です。血管とかさらさら血液とか書籍にも表現されていますが、「毛細血管」について書籍の中でもはあまり多くの記述はないようです。
カラダ中の血管は総延べ10万km(地球2周半)の長さで、体重の3%の結構重要な臓器なのですが「毛細血管」は血管中の95%以上を占めている臓器なのです。
「毛細血管」は髪の毛の100分の1ミリ以下の極細なのに心臓からの栄養素や酸素を動脈を通して補給し、各細胞の老廃物を静脈を通して心臓に戻す為、体内の細胞に直結して人間の生命を維持する大切な役割をしていますが、筋肉細胞の毛細血管も有酸素運動等で筋肉が活発に活動すれば発達し血液も順調に栄養補給することが出来ます。体内の筋肉は70%が下半身に集中し、歩くことは23個の筋肉を使うとされていますが歩くことによって下半身の筋肉も活性化しその結果毛細血管も発達し体内の隅々にまで血行が良くなり健康促進の効果があります。

足腰が痛むとか転ぶことを恐れて家に閉じこもるだけでなく、杖やステッキを使って積極的に歩く効用は「毛細血管」の活性化につながり「カラダを鍛える」のではなく「体調を維持する」目的で健康長寿に結び付くことになり、人生100年時代の健康長寿のヒントとなるのではないでしょうか。