松葉杖を使った優しさのいい話

2018年10月7日

杖やステッキ、松葉杖を販売する者としてこんな立派な使い方もあるのか・・・
営業する自分への戒めとしてFBに投稿された「はっ!と気付くいい話」をコピーし投稿します。

数年前、
家族旅行の帰り道、大きな事故に遭遇しました
その事故のせいで私は2本の松葉杖なしには歩けなくなってしまったのです
私よりましだったものの、父も松葉杖が必要な身体になってしまいました
思春期には劣等感に悩まされ、死にたいと思ったこともありました
そんな時、いつも父が慰めてくれました
父も同じ痛みを知っているから、私の気持ちをちゃんとわかってくれていたのです
父の愛に励まされ無事大学にも合格し入学式の日、父は私のことを誇りに思うといって涙ぐみました
そして、入学式を終えて会場からでてきたとき目の前で、信じられないことが起きたのです・・・
小さな子がひとりで車道へ飛び出しましたすると、父は松葉杖を投げ捨てて、全力でその子のもとへ駆け出したのです
私は自分の目を疑いました・・・父がその子を抱き抱えてもどってくるではありませんか・・・
「お父さん!」
私は驚きのあまり大きな声を出しましたが、父は何ごともなかったかのように、松葉杖をついてさっさと歩いていきます
「お母さんお母さんも見たでしょう?お父さんが走ったのを!」
母は淡々と答えました「驚かないで、聞いてちょうだい。
いつかはあなかにもわかってしまうと思っていたわ。
お父さんはね、本当は松葉杖がいらないの、
あのとき、お父さんは腕に怪我しただけだったの。
それでも4年間、松葉杖を使ってきたのよ。
同じ痛みを背負わなければ、あなたを慰めてあげらないといってね」
知らず知らずのうちに涙が溢れてきました「泣かないで。
お父さんはね、あなたを慰めてあげられる自分を誇りに思っていたのよ。
さっきは、あの子が車にひかれそうになって、あなと同じ目に遭うんじゃないかと・・・」
前を歩く父の後ろ姿を見ていると涙がこぼれ落ちてきました
つらいときは、いつもお父さんのふところで泣きました
いつも声をあげて泣いていたのは私だったけれど、父は胸の中でもっとたくさんの涙を流していたのかもしれません
お父さん、お母さん、ありがとう・・・