ステッキの由来と杖術(じゅうじゅつ)

2019年7月20日

書類を整理していたら古い記録から「杖の由来」をまとめた資料が出てきました。

日本の神話には様々なエピソードがあり「古事記」「日本書紀」に伝えられる英雄伝説の主人公として登場する武人、「日本武尊」(ヤマトタケルノミコト)が伊吹山の荒神を討伐しての帰途、疲れ果て弱った体で大和帰還を目指して三重県四日市市采女町と鈴鹿市石薬師町との間にある「杖衝坂(つえつきざか)」の急坂を剣を杖代わりにして歩いて登ったのが伝説の最初のようです。
「吾足如三重勾而甚疲」 ワガアシハ ミエノマガリノゴトクシテ ハナハダツカレケリ
  私の足が三重に折れ曲がってしまったように、ひどく疲れたと言ったとされます。
  (この地が「三重」と名付けられた由来です)

杖術(じょうじゅつ)とは、杖を使った武術。
杖(じょう)」とは、長さ四尺二寸一分(約128cm)、直径八分(約2.4cm)の樫の木の丸棒のことであり、これを用いた棒術の一種が「杖術」です。
杖術は相手を殺傷することなく“捕縛・制圧することを至上”とし、

現在では警察機動隊等の逮捕術に導入され、全日本剣道連盟傘下の現代武道、「杖道(じょうどう)」としても多くの修行者を抱えるなど、宮本武蔵の時代から脈々と受け継がれています。