初秋の信濃路

新幹線「あずさ」は8時18フ分真っ青な空の大宮を発車。紅葉の気配を少し感じながら軽井沢、穏やか姿の浅間山、そして出荷を待つ真っ赤に実ったりんご園の姥捨て峠、太陽にキラキラ光る梓川と中央アルプスを、そして松本を過ぎたあたりから頂上の様子まで分かる美ヶ原を眺めながら通過し、南アルプスを垣間見れるはずの木曽路に入る頃はすっかり車窓も日が暮れていた。
ホームで出会ったシニアの「毎日が日曜族」(ご本人の弁)の登山者によると信濃でこのような快晴の一日は珍しいとのこと。その間に長野、松本、塩尻と4軒をこなしたタイトな一日は名古屋が終着だった。