吹雪の北大

札幌・北7条に宿泊するのは訳がある。
構内をホテルから1時間程度の散歩が楽しめる北大が近いからである。
この10日間氷点下と大雪で札幌の町は除雪した雪を廃棄する場所がないと地元の人が嘆くほどの厳しい天候で構内を散歩するのも大変だった。
学生や職員と同様傘をささず、コートを粉雪で真っ白く鼻汁をすすりながらキュ!キュ!と雪を踏みしめながらポプラ並木までたどり着いたら、すぐそばに「新渡戸稲造」の真新しい銅像が建立されていたし、ノーベル賞受賞の講演が報じられていた。
大荒れの予報でセンター試験が心配されるが、北大により優秀な学生が集まる環境であることは間違いなさそうな気配を感じながらの厳しい朝の散歩だったが、それにしても肌を刺す冷たさは、京都の丹波の比較にならないことを経験し北海道の気候の影響が大きいことを改めて認識させられた。