真っ青な空の下、長野を出た特急「しなの」は色付きはじめた信濃平のりんご林を通り抜け、美ヶ原頂上付近の紅葉を眺めながらブドウ畑がすっかり黄色く変色した塩尻から、木曾谷に入った。
南アルプスの「空木岳」付近のナナカマドも真っ赤な色をして目を楽しませてくれたが、中津川近辺の夕焼けも美しかった。走る車窓からなので十分な表現ではないが、自然の美しさに２時間ほど満喫させてもらった。木曽路の秋は夕方も早く名古屋に近ずく頃はとっぷりと暗闇であったが。