温暖化防止にアメリカの良識

温室効果ガス削減、米130市以上が独自実施へ
 【ワシントン=笹沢教一】米シアトルのニッケルズ市長(民主党)は16日、同市やニューヨーク、ロサンゼルスなど130以上の都市の市長が超党派の有志グループを作り、京都議定書に盛り込まれた温室効果ガスの米国の排出削減目標を独自に目指す協定に調印したことを明らかにした。

各都市が独自の排ガス規制などで、議定書が米国に義務付けた1990年比7%の削減目標を目指すほか、議定書から離脱したブッシュ政権に対しても国としての復帰を働きかけるという。

米国では、州レベルでも9州が、排出量取引などを通じた自主削減の取り組みを進めている。

(2005年5月17日18時52分 読売新聞)