散り始めた桜を惜しむように多くの人が靖国神社と千鳥ヶ淵に集まっていた。戦争で３１０万人の犠牲者。海外で戦死した軍人２１０万人、民間人３０万人、その内遺骨などを身元の人に引き取られていない３４万の戦没者の遺骨が慰霊されている「千鳥ヶ淵」。水面に浮かぶ桜の花びらが個々の慰霊のように思えてしまったが、神社の境内で酒盛りをしている人や、ボート遊びに興じている人、首相が参拝したら強烈に非難をした某国の人ばかりでなく、改めて本殿に拝礼するために多くの人の長い列があったことは改めて日本人の心を感じ、神妙な気持ちで参拝した後は久しぶりに「国粋」らしい・・・気分になれた感がした。