震災と新聞

台・青葉通り僅かな時間に立ち寄った書店で!読んでくれ!と叫んでいるような書籍に出会った。「河北新報のいちばん長い日」は地元だから一層強いメッセージを発しているように感じたので、仙台から帰京の新幹線で一気に大半を読み終えた。
新聞社の社員にとって報道の使命感と一人ひとりの事情の狭間で悩んだ様子を記事を書くプロの記述だけに読む方としては思わず車中で隣に座ったご婦人に気づかれないようメガネの奥の涙を拭いたり、唇を噛んだりしながら読み進み、改めて翌日(12日)仙台に出向く予定だった自分の運の強さとラッキーな状況を思ったのだ