東京はコロナの感染者の増加、九州の各県は「令和2年7月豪雨」の被害が広がり、長野や岐阜も豪雨災害が発生してテレビの報道は一日中各地からの報道ばかり。気象状況は活発な梅雨前線によって次々に積乱雲ができ線状降水帯が原因だが、そのもとは長期の温暖化傾向による、豪雨の「日常化」が一層進みそうな予感がする。
「家に残っていたら命はなかった」。地元に帰省していた人が、高齢の母親と共になんとか避難所にたどり着き、翌日家に戻ると、1階部分は完全に水没していたとの体験記が掲載されていた。
まず「逃げる」ことが何より大切との教訓だが、ステッキを使用したかは明確でないが、激しい雨の中濁流と化した道路を避難する際に杖は頼りになることを周知するにはどうすれば良いか。「転ばぬ先の杖」「健康維持の歩行補助杖」とは角度を変えた「命を守る避難杖」というコンセプトから営業活動することが今後より一層求められているかも知れない。